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ガマコラム

UI、その関わりとは?

UI、その関わりとは?

高度情報化の新たなモバイル時代において、人々は情報の利便性を追求するだけでなく、そのニーズはますます高まっています。例えばスマートフォンを利用してどこでもアプリをダウンロードしたり、面白い出来事を撮影してはFacebookで友達と共有し合ったりしています。どんなデバイス(device)でハイテクのもたらす便利さや情報の恩恵にあずかるにしろ、それはすべてUIを通して実現することなのです。

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息の長い架空のキャラクター バービーを知ればわかる!

息の長い架空のキャラクター バービーを知ればわかる!

命のないビニールのおもちゃにすぎないバービー人形は10億体も売れただけでなく、半世紀以上もいき続けています!ある時は客室乗務員、ある時は医者、またある時はロックシンガー。常に時代の最先端を歩いてきました。衣装もその都度新しくし、ボーイフレンドのケンとは別れたりひっついたり。2人の恋の行方にはいつもやきもきさせられます。その「人生」の出来事は持ち主より何十倍も色鮮やかなものでしょう。それはすべて製造元のMattelが商品にまつわるストーリーを語ることで創り出した価値なのです。

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GT5クリック&モルタルの興味深い広告

GT5クリック&モルタルの興味深い広告

現代のブランド活動において、インターネットはすでに必要なマーケティングツールとなっています。経営理念を広く宣伝するオフィシャルサイトにしろ、或いは新製品の発売にしろ、一般的にインターネットが主要なコミュニケーションツールとなっています。このような風潮が長年続き、ますますバーチャルと実体を併用した方向へと発展がつづいています。あるものは実体からバーチャルへ、あるものはインターネットから実体への流れが期待されています。どのような方法で進めるにせよ、その目的はいずれも消費者とよりインストラクションを深めることにあります。今回はいくつかのクリック&モルタルを上手に利用した例について紹介します。

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2014.07.07

エネルギー切れしないソーラーパワー広告ボード

ブランドケースを観察していると、私たちはいつもブランドオーナーの角度から彼らが訴えたい情報を見ています。もし逆に考えて1枚の薄いソーラーパワーボードを広告ボードにして広告を打つとしたらどうすることができるのでしょうか。多くの人は直感的に充電できる「利便性」を思いつくでしょう。では「利便性」と固く結びついて連想できる広告メディアなら、バス停のソーラーパワー看板からバスを待っている人へ充電サービスの提供などが連想できるでしょう。 日焼け止めクリームのブランドがどのようにこの広告のクリエイティビティとリンクしているか見てみましょう。ブラジルには美しいビーチと太陽の光があり、休日には多くの旅行客がビーチに横たわって日光浴をしています。NIVEAは「ビーチで日焼け止めオイルを塗る」という点を利用して、ソーラーパワーで充電できる広告ボードを製作しました。その趣旨はNIVEAの日焼け止めクリームを塗れば太陽の下でも安心してなんでもでき、思い切り楽しめるだけではなく、携帯電話の充電の心配もしなくてよいということを消費者に訴えることでした!ソーラーパワー充電広告ボードは消費者がビーチで充電の心配なしに安心してスマートフォンが使えるだけではなく、知らず知らずのうちに日光浴を楽しむ時間も長くなります。そんな時の強い味方はもちろんNIVEA日焼け止めクリームです。このほか、ソーラーパワー充電ボードと日焼け止めクリームのリンクの力もたいへん絶妙です。日焼け止めクリームで体に充電し、ソーラーパワー広告ボードで携帯電話に充電するのです。“Recharge”というコンセプトを巡りながら、さらには消費者のビーチにおける消費時間数も延長し、太陽とNIVEAのブランドの接点も強めるという大変成功したブランドのクリエイティビティなのです。 NIVEA Solar Ad Charger            イメージソース: http://wallblog.co.uk http://fpetroni.com/NIVEA-SUN http://www.businessflood.com/nivea-un-magazine-qui-recharge-vos-batteries/ https://lexiebrown.wordpress.com/category/social-2/     ---------------------------------------------------------------- 作者紹介   gamaniabrandcenter ブランドセンターのメンバーが共同で執筆するBlog。 メンバーにはデザイナー、企画者、ミュージシャン、キュレーター、クリエイター、エイリアン……などに  ブランド、マーケティング、デザインへの見解と観察を提供している。   ブログ:gamaniabrandcenter.blogspot.com -----------------------------------------------------------------  

ガマコラム ブランド観察
2014.07.07

ジャン・レノがドラえもんになるとき

困ったことがあるとすぐにドラえもんに泣きつくのび太、人を小ばかにするお坊ちゃまスネ夫、横暴なジャイアン、日本の北海道から沖縄まで1960年代生まれでも2000年代生まれでも誰でもキャラクターの性格を知っています。そしてこれらのキャラクターがTOYOTAの今年のCMになりました。   トヨタ 実写版 ドラえもん CM 1~4総集編 -ReBORN- TOYOTA:     ***********以下CMドラマの内容************ アニメ: 静香「大人になったらドライブして、バーベキューして!」 のび太「行こう、行こう!!」   CMビデオ: 30歳になったのび太は静香を連れてあちこち走り回っていた。 電車に乗って、バスに乗り換えて小さな川の河原でバーベキュー~~~ 「のび太さん、私、バイオリンのレッスンあるんだ」静香が口をとがらせて言う。 「ええっ!?」のび太の大きなメガネが静香の方を向く。「送っていこうか?」格好をつけたスネ夫が突然現れて、手にした鍵を揺らす。 静香はスネ夫のジープに乗った。スネ夫は生意気そうにのび太に向って言う。「あれ、なんでのび太は車で来なかったんだっけ?」そうして静香と河原から悠々と去っていった。   「「くやしい><。やっぱり車か。」 家に帰り、のび太は子どものころのように自分の部屋で泣いていた。するとその時、机の引き出しが開き、いつものようにのび太の救い主が現れた! ドラえもん「のび太くん、久しぶり」 のび太「ドラえもん!!!!」嬉しそうなのび太。 のび太「ドラえもん、車出して!」 ドラえもん「ダメ!」 のび太「どうして?」 ドラえもん「免許、ないじゃん!!」 のび太「免許か…..」   ドラえもん「車なんかなくたってさ、すぐ行きたいところに行けるじゃん。例えば、どこでもドア。」 のび太「知ってるよ。」 ドラえもん「風景が見たいならさ、タケコプター」 のび太はタケコプターを払い落とすと、堂々と言った。 のび太「もう道具に頼りたくないんだ!自分で運転したいんだ!」 のび太「まずモーターショーへ行く!どこでもドア出して」 ドラえもん「頼らないって言ったじゃん……」   ***********以上CMのストーリー************   CMでは30歳ののび太がまだドラえもんに頼って問題を解決しています。30歳になったのび太の問題とは車がないことです。静香ちゃんはお金も車もあるスネ夫と一緒に行ってしまいました……これがドラえもんの漫画の標準的なストーリーの一つです。言い換えればCMはドラえもんのストーリーで30歳の男性消費者に対して、車を持っているのか、車を持っていないのか?車を持っていないのび太のようでいいのか?ドラえもんでもいるのか?ということを訴えています。   日本の広告は以前から有名人やアニメや漫画のIPをCMの中に起用して消費者を説得し、記憶させる操作を行ってきました。今年、多くの商品が有名人と漫画のIPを同時に広告の中に出現させるというミックスさせた手法をとっています。例えば、日本の有名な携帯電話通信メーカーの「AU」の通信サービス広告では、「剛力彩芽」と50年前の有名な漫画「巨人の星」を一緒に通信サービス料の広告に取り入れました。また、漫画のストーリを絶妙に組み込んでもいます。IPや有名人の起用はもちろん相乗効果があります。しかもIPにはいつでも周辺販促キャンペーンやギフトとして商品の各種宣伝活動の助けとすることができます。「巨人の星」タオルギフトの製作は「剛力彩芽」のスケジュールを押さえるよりもはるかに簡単です。     KDDI au スマートバリュー「入団記者会見」剛力彩芽30秒CM   (請嵌入影片連結: (ビデオのリンクをエンベッドしてください: http://www.youtube.com/watch?v=r3QVqA3Wxk0)   TOYOTAの広告に戻りますが、今年のシリーズ広告ではドラえもんというIPを使っただけではなく、さらにすごいのは有名人をドラえもんのキャラクターにしてしまったことです。妻夫木聡が30歳ののび太、前田敦子がジャイアンの妹(可愛すぎる~)、そしてドラえもんを演じているのはなんと有名なヨーロッパの俳優ジャン・レノなのです!!銃を手にしてマフィアをやっつけ、地球を破壊しようとするゴジラと戦うジャン・レノがなんと日本でドラえもんを演じているのです。 ジャン・レノにドラえもんを演じさせるために、クライアントと広告会社は大変苦労したに違いありません!もっとも有名なドラえもんのアニメキャラクターを脇役にして、さらに大枚をはたいてジャン・レノにドラえもんというキャラクターを演じさせるには大胆さだけではなく、「財力」も必要だったはずです!もちろんTOYOTAの戦略は基本的に成功しました。何度も広告を見た消費者は、なぜジャン・レノにドラえもんを演じさせたのか誰も知らないでしょうが、消費者は「のび太コンプレックス」をTOYOTAの広告に移し、商品を覚えてもらい、ジャン・レノがドラえもんであることを覚え、また…自分がそろそろ車を買う頃だということも覚えたのです。         イメージソース:http://cdn.mkimg.carview.co.jp     http://news.aniarc.com   ------------------------------------------- 作者紹介   Bruce かつて国内外のテレビ広告の制作、映画の発行と映画館へのマーケティングを担当し、電通北京支社のクリエイティブピッチチーム、ガマニア社内ディレクター、及びガマニア日本商品開発部課長も担当。 -------------------------------------------  

ガマコラム 広告への呟き
2014.07.03

カスタマイズ3Dプリント!夢のブランド体験を実現!

あなたもきっと毎日写真や資料をプリントするでしょう。テクノロジーが発展する今日では、リアルな3Dの人の姿さえも「プリント」できてしまいます!3Dプリントの発展はとても早く、最近工業、医療、文化クリエイティブ等の各領域で広く利用され始めています。現時点ではまだ普及しておらず、機器の製造費も安くはありませんが、賢いマーケティング担当はすでにブームになる前に先んじて消費者の間に次から次へと話題を生み出しています!では、コカコーラとVolkswagenがどのように3Dプリントを利用して消費者により近づいているのか見てみましょう!   コカコーラを飲んでミニバージョンの自分に出会う ミニバージョンの自分に会ってみたいと考えたことはありませんか?コカコーラがイスラエルでのミニボトル発売のに伴い、自分とそっくりな3Dプリントフィギュアをゲットできるという宣伝キャンペーンを行いました!参加者はまずアプリで自分のミニバージョンのビジュアルを作ります。大会で勝てば、無料でコカコーラ本部の3Dプリント実験室に行き、オーダーメイドのミニバージョンのフィギュアを作ることができるのです!このイベントは大小バージョンのコカコーラと大小バージョンの自分のイメージを相互にリンクさせ、双方をコントラストに、ミニバージョンも本質、楽しさは変わらないという概念を伝え、コカコーラブランドの一貫したスタイルを延長しています。さらに、ミニバージョンのフィギュアがもらえるという貴重な経験だけでなく、コカコーラの本部に入り、すべての制作過程に参加できることもまた消費者とコカコーラにとって特別なブランドの記憶となるでしょう!     あなたの車 オリジナルのスタイルに 車選びは一つの楽しみですが、もし自分でデザインした車で走り回れたら、それはきっととても自慢に思える事でしょう!Volkswagenは昨年「The Polo Principle」キャンペーンを行い、オンラインでそれぞれの特徴を持った車をデザインするだけで、3Dプリントで作り出したものが記念として贈られるのです!さらに展示会で発表され、自分がデザインした車を運転するチャンスまで!Volkswagenは3Dプリントの機能を十分に利用し、消費者の唯一無二の体験を創造しています。たとえ小さな模型の車でも、受け取った人はきっとブランドに対して深い印象を受け、高感度も爆発的に上がるでしょう!       參考資料: http://goo.gl/2wcL0Z http://goo.gl/gjNviO   図の出典: http://goo.gl/vAiCTP ---------------------------------------------------------------- 作者紹介   gamaniabrandcenter ブランドセンターのスタッフが共同で執筆するBlog。 デザイナー、プロデューサー、ミュージシャン、プロモーター、クリエイター、エイリアン…… 様々な観点からブランド、マーケティング、デザインに対する見方や考え方を発信。   ブログ: http://gamaniabrandcenter.blogspot.tw/ -----------------------------------------------------------------

ガマコラム ブランド観察
2014.07.03

「未来」から「現在」を見つめる─映画で学ぶPCレッスン

推薦映画:《バック・トゥ・ザ・フューチャー II》、《フィフスエレメント》 映画はいつでも人間の想像力を開く扉です。テクノロジーの進歩とともに、数多くの過去に想像した未来の姿が現実に人々の目の前に現れています。『バック・トゥ・ザ・フューチャーII』の自宅監視制御システム、立体投影、テレビ会議を覚えていますか?1985年に描かれた2015年の状況を2013年の現在から見てみると、すべてただの想像ではありません。『フィフスエレメント』の中で空中を飛び交い、Milla Jovovichが奪う多くのシーンの車は、人類の未来の世界の移動方法に対する希望をはっきりと証明していませんか?予測できる未来が実現しないと誰が保証できるでしょう? 推薦映画:《マイノリティ・リポート》、《ザ・パージ》、《アイアンマン》 Tom Cruiseが『マイノリティ・リポート』で、スクリーンに向かって手足を動かし、画面上のウインドウを移動させる姿は、多くの人にとって未来のテクノロジーを代表する典型的なシーンとなりました。特に手の動きと体感は、現在のゲーム市場で人々が虎視眈々と狙っている金塊です。映画中、行動パターンと犯罪パターンの予測はデータを膨大なデータに転換する究極の発展ではないでしょうか?『ザ・パージ』中の上流社会で使用する自宅セキュリティシステムは、すでに当たり前です。自分が人ごみの中で誰にも気づかれず、一瞬にして消え去る一粒の砂だなんて思わないように!『アイアンマン』ではさらに、大量のデータ処理はすでに基本装備で、さらに山でも海でもどこでも自由自在、そしてスタークの最も頼れるアシスタント、人工知能を超越するJ.A.R.V.I.S。この存在無くしてアイアンマンは自由自在に戦うことはできません! 推薦映画:《キック・アス》 もちろん、上述の映画と比べて、より私たちに深い印象を与えるものに、SNSと映画音楽の娯楽サイトの威力があります。『キック・アス』中の主人公は携帯電話で撮影され、YOUTUBEにアップロードされて爆発的人気になります。テクノロジーの発展のもと、ソーシャルネットワークの力が具現化され、現実社会の多くの人々が携帯電話、パソコンのスクリーンで人気となってテレビ、映画のスクリーンに登場します。こういったパターンは私たちに、誰がスターになれるか自分が決めることがき、もう従来のメディア、映画会社のオーナー、レコードプロデューサーが決めるのではなく、ツールをうまく使いこなせるということを前提に、すべての人に15秒以上有名になるチャンスがあるということを伝えています。 推薦映画:《アバター》、《ライフ・オブ・パイ》 しかし、映画の中でどれだけハイテク技術が取り上げられ、多くの計算方式が運用され、また撮影規格のコストがどれだけ高く、ハイテクであったとしても、『アバター』と『ライフ・オブ・パイ』、どちらも感動させる心を伝え、それは技術面ではなく、人の心とストーリーなのです。テクノロジーがいかに進歩しようと、時空を超えようと、また宇宙がどう変化しようと、さらには世界の終りで地球が滅びようとも、全ての情報は、期せずしてある事を指し示しました。「私」こそこのすべての主であることを忘れないでください。 図の出典: http://goo.gl/8CtHzX http://goo.gl/iGN29A http://goo.gl/543iIk http://goo.gl/6crXjk ------------------------------------------- 作者紹介 R做過劇團行政,當過雜誌企劃編輯,也曾是電影發行片商視覺設計。 ------------------------------------------- 

ガマコラム ガマニア推薦
2014.07.03

テクノロジーとともに進化するCM制作、その未来は?

役者がアイスティーを飲む表情、これをどう演じるか?ピシっとしたスーツを着てStarbucksの飲み物を握る広告主の代表が、すました態度で偉そうに「紅茶のボトルをもう少しカメラに向けて、商品をもっとはっきりと映して。私たちの商品はとても美味しいんだから、役者さんはもっと美味しそうに飲んでください。」と言い、そばにはハイヒールを履き、サングラスをかけ、スカーフを巻いたクリエイティブアドバイザーが「たっぷり飲んでその後に、あ~~~と一声挙げるような爽快感を表現して、それからサムズアップ!これで商品の美味しさを表現できるわ!」ディレクターチェアに座り、黒ぶち眼鏡とクマのある監督が、両手を組んでモニターを見ながら助監督に「役者に伝えて、次のシーンで飲み干した瞬間に瞼を閉じて一度ぐっと力を入れた後、両ほほを少し膨らませて、飲み口は口に入れたままで外さないで、こういう風に2秒停止してから飲み物を口に入れるリアル感を保つ。これで見た人の食欲をそそることができる…」。 広告主、広告代理店、撮影監督、この三人のキャラクターは、自身の専門と消費者(見る側)に対する経験に基づき、コマーシャル内の役者にどのように表現するか、異なる考えを提示します。これは十数年来コマーシャルを撮影してきた中で、目の前で何度も繰り返された場面です。三人のキャラクターは幾度も綱引きを繰り返し、通常最後には広告主の意見に従わなければならないものの、心の底では負けたくないと思っています。     広告の未来のトレンド:個人の広告 このような行為のシステムは、学理上「Customized」と呼ばれ、売り手が消費者のために作るカスタマイズ広告です。カスタマイズは、今後恐らく「Personalize」に進化しなければならず、広告の制作は、必ず広告主の消費者に対する予測から進化し、消費者の需要を完全に理解した後、各消費者の「個人の広告」が生まれ、もう「この層の消費者に向けた」という広告は生まれません。 言いかえれば、現在広告宣伝の従来のやり方は、テレビCMを撮影してテレビで一カ月放送する。或いはFlash banner広告を作ってヤフーの娯楽ニュースのトップページに三週間掲載するといったように、私たちが思う消費者グループに対して見せています。今後進化する方向はきっと、コード004394に基づいて消費者が各ウェブサイト、インターネット、アプリ上に残した文字或いは各ビジュアルデータを、パソコンを通じて解読した後、どのメディアでコード004394に属する消費者の広告を流すか決定します。コード004394の消費者とコード009395の消費者が同じ時間にCTVニュースを開いても、目にする広告は別のもの。これもまた完全なる「Personalize」です。 この様な「Personalize」の時代、メディア費と広告制作費は爆発的に増えるのか?それとも有効に運用されるのか?これはまだ観察する必要がありますが、少なくとも期待できるのは、恐らく広告主により精確なビジネスチャンスをもたらし、より「各消費者」に合った広告情報が提供可能であり、最終的に商品の販売確率が効果的に増えるということです。     キーワード技術で消費者のinsightに深く入り込む Web 3.0時代の到来で、広告の「Personalize」を生み出すチャンスが生まれます。広告はもうシンプルにキーワードの売買から広告を流す選択を決めるのではなく、「キーワード」技術は文章全体の分析に進化し、より細かく消費者と情報の「insight」を理解することができます。バスケットが好きでも、必ずしもすべての視聴者もバスケットの試合中継中にペプシコーラの広告を見せるわけではなく、必ずKobe Bryantが登場しなければなりません。パソコンテクノロジーとWeb 3.0の情報テクノロジーを合わせれば、きっとChris Paulが好きな人に、ペプシコーラの広告を見た時にChris Paulを出演させられるチャンスがあるはずです!Micheal Jordanが好きな人には、ペプシコーラの広告を見た時にMicheal Jordanが登場するように!広告はより音を立てずにするりと消費者のそばに現れることができます。   ▲「Personalize」の広告時代、全ての人がどれも違ったアイアンマンを目にするかもしれない?   Facebookの掲示板の右側にどんなサイド広告を載せるかもまた、ただ「いいね」の数と話題にした人数だけでなく、バックの流通量、情報量、頻度とフリークエンシー等のデータにより分析します。Web 3.0は各タイプの文字(チャット文字、顔文字等)からまとめたデータをもとに「消費者の感覚」を分析することができ、Web 3.0は「量的分析」から「質的分析」へ。これにより広告の掲載と制作目的を随時変更します。 テクノロジーの進化が次第に広告制作を変える。これは必然の現象で、わずか5年?或いは15年?知る由もありませんが、Web 3.0はインターネットの人工知能の時代です。インターネット、パソコンがまるで映画の中のロボットのように、まもなく思考し、自ら判断できるようになり、さらには道徳や愛、野心までも持つかもしれない?ここまで考えると、突然寒気を感じました。私もどうやって広告を作るか心配する必要がなくなり、インターネットの人工知能が自分で決め、それから自分で作る?そして私の給料は無くなるでしょう!         図の出典: http://goo.gl/Pw7PH6 http://goo.gl/VUD1bw http://goo.gl/rPv0jO   ------------------------------------------- 作者紹介   Bruce   国内外でテレビCM製作、映画配給、劇場マーケティング、電通北京事務所クリエイティブコンペチーム、ガマニア内部ディレクターに携わる。現在は株式会社ガマニアデジタルエンターテインメント商品開発部課長(セクションマネージャー)。 -------------------------------------------  

ガマコラム 広告への呟き
2014.07.03

新たなiOS 7を語ろう!

先日WWDC 2013で、誰もが期待するAppleのiOS 7がそのベールを脱ぎました。かつての木の材質のフレーム、皮のメモ或いはGame Center内の緑のテーブルなど全てが無くなり、以前常用されていたスキュアモーフィックデザイン(Skeuomorphism)が大幅に減少し、それに取って代わったのが、この二年で次第に主流となってきたフラットデザイン(Flat Design)です。全体の形状、色、アイコンから文字まで、iPhoneの誕生以来最大の変化と言えます。 このような大きな変化には当然二極化の評価が存在し、ある人は、新しいUIはよりシンプルでスタイリッシュ、躍動感があると述べ、またある人は新しいスタイルは女子の憧れのようなスタイルの「乙女心」だと評価しています。どのような評価であれ、人それぞれの美的感覚と持ち味に対する観点は異なり、むしろこの大きな変更の背景にある決定や勇気こそ今回私たちが探る価値のある方向ではないでしょうか。   Why Flat Design? 今回Appleは新しいiOS 7でかつて愛用したスキュアモーフィックデザインを取り去り、フラットデザインスタイルに一新しました。そのバックの魂的人物こそデザイン部門のベテラン副社長Jonathan Iveです。Iveはモダニズムデザインをバックグラウンドとし、シンプルなデザインを好み、Steve Jobsの重用を受け、さらにAppleの大多数の製品に参与し、無数の賞を獲得しました。彼は余計な装飾を取り除き、複雑な機能に秩序を持たせることを主張し、フラットデザインのUIを用いてより内容を明確にし、機能を重視しました。 AppleのiPhoneが発売されたばかりの当時、スマートフォンはまだ普及していませんでした。そのため、UIのデザイン上、Appleはスキュアモーフィックデザインのスタイルを多く採用し、ユーザーにどのようにして触れ、操作するかを教えることを目的とし、人と機械の心の交流を重視しました。現在周囲を見渡せば、みなスマートフォンを使い、ユーザーはUIが人間的かどうか、機能がより多くの問題を解決できるか等…により注目しています。つまり、AppleももうこれらのスキュアモーフィックのUIによる操作や触れ方を示す必要は無く、スマートフォンがあれば、パソコンはいらないということを伝えなければならないのです。 その他、フラットデザインのスタイルが広がるにつれ、Google、Facebook、Pinterest等のブランドも続々とこのタイプのデザインのトレンドに加わり、Appleはモダニズムデザインをリードする先駆けとなり、必然的にこのトレンドに続き、より大きな波を創造し、フラットデザインを現代の主流へと導いています。もちろん、フラットデザインのポイントはやはり無駄を除き、デザインをシンプルに、内容と機能を際立たせ、さらに有意義な点を重視することにあります。Iveの発言のように「デザインの含みは外観だけにとどまらない」のです。 What’s New in iOS 7?   今回全体を大胆にフラットデザインに変更した他、より豊富なバリエーションと鮮やかな配色方式を使用し、天気の動画と効果等の要素を追加。またより精細なHelvetica Ultra Lightのフォントを用いてRetina Displayの超高解析度を際立たせています。今回の比較的特別なポイントはiOS 7の背景が手の揺れに対し相互に反応し、遠近画像の濃淡効果を持つ点にあります。これはジャイロスコープを利用してアプリに裸眼で3Dのビジュアル効果を生み出すものです。これらの変更は新しいiOS 7をよりアクティブに、より個性的にし、またユーザーにより豊富なビジュアル体験を提供します。 その他、iOS 7にはさらに多くの新しい実用機能が加わり、コントロールセンター、お知らせセンター、マルチタスキング、iTunes Radio、Photos、AirDrop等…沢山の新機能はAndroidシステムで見たことがあると思うかもしれませんが、これらの変更はAppleファンにとってとても新鮮で、「シンプルで簡単ではない」としか表現しようのない新しいiOS 7。より詳細な機能の紹介は以下の動画を参考にしてください:   今回のiOS 7の大きなバージョン変更は二極化の評価を生みました。ある人は何の特色も驚きも無く、変更のための変更で、JB脱獄神さえiOS 7には失望したと言い、Androidシステムに乗り換えようと。ある人は新しいシステムは効果がさらに良くなり、機能はより実用的に、ユーザーがさらに使いやすくなり、UIはより美しくなった等…これらの論点はすべてみながAppleに高い期待を寄せている証拠です。私は今後App Store内の様々な第三のAppsがiOS 7が打ち出した新たなUIによって変化するかどうかに関心を持っています。そして新システムの新機能は果たして使いやすいかどうか、この秋のリリース後に改めて評価しましょう!乞うご期待!   最後にある評論家が新しいiOS 7を評価した時に用いた偉大なる画家Picassoの名言であり、Steve Jobsが愛用したフレーズ「Good Artists Copy, Great Artists Steal」を結びにします。言いえて妙だと思いますが、皆さんはどう思いますか?!       図の出典: http://goo.gl/TSccUj http://goo.gl/QfwCSd http://goo.gl/A5fOQR http://goo.gl/TdQnlI http://goo.gl/n1bojp http://goo.gl/s8w9Jc ---------------------------------------------------------------------------------------------- 作者紹介 エルゴノミックデザインセンター / Michelle Lin ユーザーを中心とした設計UCD(User-Centered Design)をグループのプロジェクトの実行や改善に応用し、ガマニアの自社製品でユーザーが最高に満足していただけるよう取り組んでいる。 ----------------------------------------------------------------------------------------------

UX経験談 ガマコラム
2014.07.03

ブランドポジションは誰が決める!

  「スタイリッシュ流行ブランド」が「ホームレスのトップブランド」に? もし消費者にあなたが必死に運営してきたブランドを、『ホームレスのトップブランド』と位置付けられたら、あなたはどうしますか? 流行に敏感な男女の多くがきっと『A&F 』というブランドを知っているでしょう。スタイリッシュな服のデザインだけでなく、販売員はまるでモデルのような美男美女。また18から22歳のおしゃれな若者にターゲットを絞って販売し、サイズは標準のみ…。   ▲まるでスポーツ選手のような体系の男性店員。これはオーバーでしょう! 本来ならこれはマーケティング戦略の一部にすぎず、ブランドが何をしようと勝手です。しかしこの時代、ある人がA&Fのやり方を受け入れられず、個人の力で群衆を動かし、このブランドを『ホームレス界のファーストブランド』にすることができるのです。 Greg Karberというあるネットユーザーが、A&FのCEOの『私は外見に最も目を引かれる 職員しか雇わない』という発言、自分はバック・トゥ・ザ・フューチャーのビフのような姿なのに、太った女性には自分のブランドの商品を着てほしくない、だから大きいサイズの服を販売しない、さらに『どの学校にも二種類の人間がいる。人気者かその逆の若者だ。我々はこの人気者だけを受け入れる。その他は?あきらめるしかない』といった発言を不愉快に感じました。さらに憎らしいのが、このビフはある方針を設けていて、もし服に欠陥が見つかれば、その服を燃やしても、必要とする人に寄付することはしないという…。 このGreg氏はA&Fブランドの撲滅計画を展開しました。まず古着ショップでA&Fの服を数着購入し、ロサンゼルスの貧民街に行き、無料で道端のホームレスに提供しました。さらに動画を撮影し、どのようにしてこの活動に賛同するかをレクチャーしました。 まず、自分のクローゼット或いは近所や友達のクローゼットを見て、不要なA&Fの服が無いか確認する。それからこの服を全て現地のホームレス収容所に寄付する。次に、自分のフェイスブック、ツイッター上でこの活動を広く宣伝し、さらに送信するメッセージに#FitchTheHomelessのキーワードをタグ付けする。   マーケティングの観点からすると、私個人はA&Fは成功していると思います。ポジショニング、製品デザイン、販売雰囲気、製品とのマッチ、全て一貫して『私の製品は最もスタイリッシュな人にだけ提供する』というコンセプトを示そうとし、ポジショニングとしては確かに間違っていません。間違っているのは一般大衆の許容範囲を超えた大胆な発言で消費者の怒りをかってしまったことです。   ブランドポジションは消費者と企業のどちらも決定できる 消費者がブランドのポジショニングを試みようとする行為は、すでに一日や二日のことではありません。ひとつ簡単な例を挙げればきっと理解できるでしょう。『華碩の品質』と言えばばきっと多くの人が続けて『卵で石を叩く』と答え、企業が語る『盤石のごとく確か』とは答えないでしょう。これは消費者自らがブランドのポジションを決めるという明らかな証拠です。 ▲このスローガンに同感ですか?   この出来事はSNSメディアが発達した現在で起き、成功する確率を増加させました。それはYouTube、フェイスブックといったタイプのメディアが出現したことにより、消費者が簡単に高らかと意見を発表できる場所を得られ、ひいては本当に消費者のブランドに対する認識を変える機会を獲得できるようになったからです。 このやり方が最終的に成功するかは私も分かりません。この例を挙げたのは、みなさんに消極的な『どうせ消費者はいつでもブランドをこけおろす』という態度で向き合うようにと言いたいわけではなく、ブランドのポジションというのは必ずしも自分の希望通りに形作られるわけではないということを言いたいのです。 消費者の悪ふざけは、常にブランドの行為から発生するもので、もしこの悪ふざけが多くの人に認められたとすれば、それはあなたのブランドに問題があるということを示します。逆に、もし少数だけの馬鹿騒ぎにすぎないなら、ブランドへの影響をさほど心配する必要はありません。かえって別の形で消費者がブランドの知名度を上げるという意外な収穫と考えることができます。     図の出典: http://goo.gl/sgDqQr http://goo.gl/GK5UWr http://goo.gl/1w8Wie -------- 作者紹介   ネットマーケティングオブザーバー Mika 1960年代生まれ。消費財産業のマーケティング分野で数十年の実務経験。 ブランド戦略、商品コンセプトの市販から発表まで携わる。 従来のマーケティングモデルに関心を持ちつつ、Web2.0、ソーシャルメディアの変化にも注目。   ブログ: http://www.jabamay.com/ ---------

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